香芝市にある奇勝・どんづる峯を訪ねてみました。



どんづる峯は、二上山の噴火によってできた凝灰岩層が、隆起し、また長い年月をかけて
風化浸食され、奇岩群となったものです。
遠くから見ると鶴がたむろしているように見えることから「屯鶴峯」と名づけられたそうです。

---
県道沿いに車を停め、緑の生い茂る中、
ゆるい傾斜の階段を上っていきます。

数分も歩くと視界が開け、
その先はもう、別世界でした…！


　　
これ、カメラを斜めにして撮っているわけではありません。
きちんとした歩道が整備されているわけでもなく、なんとなく先人の通って
いそうな足場を探して歩いてみます。

　　
足元は岩と砂ばかり。どこへ行けばいいのか、どこまで行けるのか分かりません。
そのうち、これは転んだら怪我では済まないかもと思い、カメラを片手に持つ
余裕もなくなっていました。

　
火山灰が積もってできた岩場だけに、とてももろいです。
見事に四角く砕けた破片がたくさん落ちていました。層になっているのが
分かるでしょうか。面白い形の石もありました。

　
ちょっとルートを変えて、なんとなく道らしきところを進んでいったら、
眺望のいいところに出ました。

私が歩いたのは比較的入り口に近いところだけです。
おそらく、他にも行ける場所はあると思いますが、慣れていないと危険も多そうです。

とはいえ、まさに「奇勝」で、とても楽しいささやかな冒険でした。